初心者・入門におすすめのヨーヨー


はじめてヨーヨーに触れる人向け

はじめてヨーヨーに触れる人には基本技を習得するのに十分な性能とシンプルな構造を併せ持つ「トランスアクセル」構造のヨーヨーがおすすめです。

 

トランスアクセルは左右のボディをつなぐアクセル(軸)の上にプラスティック製のベアリング(軸受け)を載せているヨーヨーです。組み立てミスやパーツの破損・摩耗が起こりにくいため小さなお子さんやメカメカしいアイテムに不慣れな人にも向いています。


<おすすめのトランスアクセルヨーヨー>

ダンカン 「イーグル1」

PS(ポリスチレン)という軽く柔らかい感触を持つプラスティックを採用した初心者向けヨーヨーです。

 

ボディ形状はルーピング型とバタフライ型を合わせた形をしており、軽快なループとストリングへの乗りやすさを両立しています。ポケットに入るコンパクトさも魅力のひとつ。いくつもヨーヨーを買うことができない場合やまずはひとつだけ買ってみたいという人にもおすすめできます。

 

 レスポンスが消耗品を必要としない「スターバースト」な点も初心者には嬉しいポイントです。

 

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用語解説:レスポンスとスターバースト

ストリングを巻き取るために設けられている構造を「レスポンス」と呼びます。レスポンスとストリングが触れている状態でストリングをたるませるとストリングが巻き取られる=ヨーヨーが手に戻ってくるのです。

 

スターバーストはボディそのものをギザギザに成形したレスポンスです。戻りが強く耐久性も高いという特徴を持っています。ボディと同じ材質で出来ているのでかなり使い込まないと消耗しませんが、消耗後はヨーヨーごと新品に換える必要があります。

ヨーヨーファクトリー 「スピンスター」

ストリングトリックに特化しているトランスアクセルヨーヨーです。ボディの素材はポリカーボネートという頑丈なプラスティック。その硬質感と透明度はクールな新世代ホビーといった雰囲気を醸し出しています。

 

イーグル1よりも高い回転力とマウント状態(ヨーヨーがストリングに乗っている状態)でもちゃんとスリープが続く性能は初心者のストリングトリック練習を大いに助けてくれることでしょう。
ストリングトリック特化型なのでインサイド・ループのような「投げ返す瞬間にヨーヨーが反転するループ」は苦手です。
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ハイパーヨーヨー経験者向け

ハイパーヨーヨーで高性能ヨーヨーに触れたことがある人やメカメカしいアイテムに慣れている人には「ボールベアリング」を内蔵しているヨーヨーがおすすめです。

 

ボールベアリングヨーヨーはトランスアクセルヨーヨーの数倍以上のスリープ力を持っているヨーヨーです。分解・メンテナンス・組み立てがしっかりできる(ヨーヨーの構造が理解できる)人に向いています。

<おすすめのボールベアリングヨーヨー(オールラウンド編)>

スピンギア「STEP1」

ヨーヨーマスターTAKAがプロデュースしている初心者向けモデルです。スペーサーでベアリングを挟む、いわゆる「レイダータイプ」の構造を取り入れています。

 

ルーピング専用というほどギャップが狭くない「オールラウンド型」で、ルーピングトリックとストリングトリック両方の基本トリックや「犬の散歩」などの古典トリックに対応しています。イーグル1と同じくどうしてもひとつだけ買いたい人におすすめのモデル。

 

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用語解説:スペーサー

ボールベアリングを保持するためのパーツを「スペーサー」と呼びます。一部のスペーサー式ヨーヨーは厚みの異なるスペーサーを使うことでギャップ(左右のボディの間隔)を調整し、ヨーヨーの戻りの強さを変えることができます。

 

取り付け方向を間違えるとボディを壊してしまうことがあるので注意しましょう。

エアロヨー 「アトム」

初心者向けヨーヨーの定番になりつつあるモデルです。ルーピング専用機ととSTEP1の中間くらい、トランスアクセルに近いリターン力に設定されています。

 

山の高いスターバーストが採用されているためオイルが消耗してきてもある程度はリターンを保つことができます。メンテ頻度を抑えたい人におすすめです。

 

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<おすすめのボールベアリングヨーヨー(ルーピング編)>

ヨーヨーファクトリー 「ループ360」

パッドレスポンスを採用している珍しいルーピングヨーヨーです。ガツガツしすぎていない独特のループ感があり、ルーピングをゆったり楽しみたい人に向いています。

 

ボディカラーとキャップデザインが異なる「ループ808」というモデルも存在します。そちらはかの有名なアレックス・ガルシア選手のシグネチャーモデル。第一期ハイパー世代的にかなりアツいヨーヨーです。

 

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用語解説:パッドレスポンス

シリコンなどの軟質素材で出来ているステッカー構造のレスポンスです。張り替えることで新品同様の戻りを取り戻すことが出来ます。厚さや硬度を変えることで戻りの強さを調節できるというメリットも。

 

用されている厚さ・サイズはヨーヨーによって異なるため購入の際は対応品を調べる必要があります。買い間違えに注意。

 

ヨーヨーファクトリー 「ループ1080

世界チャンピオン「高田柊」選手シグネチャーモデル。中心の六角穴を専用のキーで回すことによりパーツ交換をせずにギャップ幅が変更できるという夢の構造を持ったヨーヨーです。

 

ギャップはとても細かく調節できるのでストリングの種類・長さ・自分のクセにバッチリ合ったヨーヨーを作ることが出来ます。ただし回し過ぎると故障してしまう恐れがあるので注意してください。

 

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ダンカン 「ホーネット」

スペーサーと軸を交換する事によって簡単なストリングプレイが出来る状態~本格的なルーピングヨーヨー状態までコンディションを変化させることが出来るヨーヨーです。


2016年版は開封時からルーピング専用モデルとして最適化されているので初めてホーネットを買う人にはそちらをおすすめします。初期版のカラーリングが良いという人は別売りの「ファイナルチューンキット」というパーツも一緒に購入しておきましょう。それを取り付ければ2016年版と同じルーピング専用の仕様にできます。

 

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<おすすめのボールベアリングヨーヨー(ストリング編)>

ダンカン 「ProZ(プロズィー)」

標準状態はボールベアリング版のイーグル1(素材とレスポンスは異なる)ですが、付属している「モッドスペーサー」というパーツを取り付けることでバタフライ型のヨーヨーに変形するちょっと変わったヨーヨーです。

 

変形の手間はかかりますがひとつのヨーヨーでルーピングとストリングの両方に対応できる珍しいモデルです。ドライベアリングを使えばバインド仕様のヨーヨーにもなります。

 

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用語解説:ドライベアリング

オイルを注していないベアリングまたはオイルを完全に洗い流した(脱脂した)ベアリングのこと。戻らなさと回転力が向上するためバインドヨーヨーでは標準仕様となっていることが多いです。

 

ドライ状態にするとヨーヨー的な性能が向上する一方でベアリングの寿命が縮むというデメリットも生まれます。そのためプレイヤーによってはプレイに支障が出ない量のオイルを注してベアリングを保護することもあります。

ダンカン 「FHZERO(フリーハンドゼロ)パルステクノロジー」

ヨーヨー業界を震撼させた元祖フリーハンド(オリジナルフリーハンド)の形状はそのままに現代風のアレンジが加えられたモデルです。ProZと同じくオイルを注せば引き戻し、ドライベアリングでバインド状態にできます。

 

パルステクノロジーの名の通り回すと光るLED回路を内蔵しています。さらに青く光るLEDダイスも付属しています。内蔵LED回路は着脱可能なので重く感じた時は取り外してプレイしましょう。

 

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ヨーヨーファクトリー 「ワン」

直径約53mmの小柄なヨーヨーです。「エブリワンシリーズ」というシリーズの第一弾で、小さいお子さんや女性でも使いやすいサイズと重量が魅力。

 

デフォルトでは薄型サイズCベアリングによる引き戻し仕様ですが、別売りのサイズCを入れるとバインド仕様のヨーヨーに早変わりします。

 

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用語解説:サイズCベアリング

ストリングトリック用のヨーヨーに採用されているベアリング。ヨーヨー業界では特定のサイズのベアリングを「サイズA」「サイズC」という特別な呼び名で呼んでいます。詳しくは「ボールベアリングの種類」を参照してください。

ヨーヨーファクトリー 「リプレイ」

世界チャンピオン「ジェントリー・スタイン」選手のシグネチャーモデルです。ワンと同じくベアリング交換によってバインド仕様にすることができます(標準でバインド状態になっているモデルも「リプレイプロ」という名前で販売されています)

 

本体重量約70gというプラスティックヨーヨーとしては重量級のヨーヨーで、その重さによる力強い回転力が魅力の一品。カラーバリエーションが豊富なのでコレクション用としても人気があります。

 

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リセス 「ファーストベース」

世界チャンピオン「タイラー・セイヴランス」選手が設立したメーカーのヨーヨーです。薄型サイズCと標準サイズCの両方が付属しているためベアリングを追加購入することなく両方のフィーリングを楽しむことができます。

 

リプレイと同じくカラーバリエーションが豊富で、手染めの一点モノも存在するため人とは違うカラーリングのヨーヨーが欲しい人におすすめです。

 

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C3ヨーヨーデザイン 「スピーダホリック(ビギナー仕様)」

香港発のプラスティックヨーヨーです。幅広かつ肉厚なボディで高い回転力と剛性を有しています。

 

ワン、リプレイ、ファーストベースと同じくベアリング交換によって引き戻しとバインドの両方に対応可能なヨーヨーです。それぞれ「ビギナー仕様」はデフォルトで引き戻し、特記なしのものがデフォルトでバインド状態になっています。欲しい方と間違って買わないように注意しましょう。

 

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ベストな買い方

「はじめに」のコーナーで解説した通り、ヨーヨーにはたくさんのトリックがあり、それぞれに適したヨーヨーというものが存在しています。

 

基礎の基礎であればルーピングもストリングもオールラウンド型ひとつで習得することができますが、初級〜中級に入るあたりのトリックになると難しさが際立ってきます。

 

その壁を超えていくにはそれぞれのトリックジャンルに適したヨーヨーを使うのが一番。よってベストな買い方はルーピング型とバタフライ型をひとつずつ買うという買い方だと考えています。

 

ヨーヨー初心者に対する指導論は未だ確立しておらず、プレイヤーの数だけ指導方針が存在すると言っても過言ではありません。「ベアリングがないヨーヨー(固定軸)で始めるべき」という人もいれば「プレイ人口の大多数を占める1A中心の機種選びと練習をさせるべき」という人もいるし「競技者が使っているのと同じ仕様のヨーヨー、トリックから体験させるべき」という人もいます。

 

僕はまずルーピングとストリングの両方をまんべんなく楽しんでもらうのが良いと考えているので、そういう遊び方が出来る環境作りをおすすめしています。その答えがタイプ別のヨーヨー2個買いなのです。特にバインド/引き戻し両対応のバタフライ型は自分に合った状態で練習できるので非常に便利です。

 

余計なストレスを感じることなく楽しく練習していくには、目的に適した道具を使う必要があります。ある程度の予算が必要になってしまいますが、できれば異なるタイプのヨーヨーをふたつ買ってみてください。ふたつのヨーヨーを、またはバインドと引き戻しのヨーヨーを持つことでそれぞれのヨーヨーが持つ個性や特性の存在を体験できるメリットもありますよ。


ヨーヨーの他に買うべきもの

ヨーヨーを安全かつ快適にプレイしていくためにはメンテナンス用のアイテムと消耗品が必要不可欠です。交換用のストリングとオイルは必ず用意しておきましょう。

オイル

ベアリング内臓のヨーヨーは定期的にオイル(ヨーヨー用潤滑油)を注す必要があります。オイルが完全に切れて(乾いて)しまうとヨーヨーはスムーズに戻ってこなくなります。

 

水飴のような粘度の「ルーピングオイル」はルーピング向けヨーヨーなどの戻りを強くしたいヨーヨーに適しています。

 

水のようにさらさらしている「ストリングオイル」はストリング向けヨーヨーなどの戻りを強くしすぎないようにしたいヨーヨーに向いています。バインドヨーヨーにも1/4滴ほど注油しておくとベアリングの摩耗低減効果が得られます。

 

オイルの粘度はメーカーによって若干異なります。メーカーやショップの紹介文をよく読んで選びましょう。

 

<販売ページ>

ヨーヨーファクトリーパフォーマンスオイル「ループ/レスポンス

ワンドロップ「V4Mベアリングリューブ

交換用ストリング

ストリングは消耗品です。レスポンスと触れることで摩耗したり、汗や脂を吸ってギトギトになったストリングは遊びにくいだけでなく不慮の切断という最悪の事態を招きます。快適なプレイのため、安全管理のため、ストリングはこまめに交換しましょう。

 

 オススメはコットンとポリエステルを半分づつ撚ったストリングです。このタイプはコットン100%よりも頑丈で、ポリエステル100%よりも摩擦熱に強いという特徴があり、競技ヨーヨーが本格化してから十数年にわたってスタンダードとなっています。多くの場合「スリック6」「50/50」という名前で販売されています。


あると便利なもの・必要に応じて買うもの

ピンセット

ストリングがヨーヨーの中で噛んで(絡まって)しまった時に使います。ヨーヨーを開け閉めすることなくストリングを解くことができるのでネジ部分の劣化防止にもつながります。

 

ピンセットは薬局や100円ショップで販売されています。使いやすそうな形のものを選んで購入しましょう。

ベアリングリムーバー

サイズC機種の一部はベアリングがボディに硬く固定されている事があります。ベアリングが外れないとメンテナンスもできないので、サイズC機種を購入する場合はリムーバーも一緒に購入しておきましょう。

 

おすすめはヨーヨーファクトリーの「マルチツール」とダンカンの「ヨーティリティーホルダー」という商品。マルチツールは1080用のキーとストリングカッター、リムーバーが一体化しているキーホルダーで、ヨーティリティーホルダーはリムーバーとカッターが内蔵されているヨーヨーホルダーです。

 

販売ページ→ マルチツール ヨーティリティーホルダー

パーツクリーナー

自転車や自動車のオイルを洗浄するための薬剤です。ホームセンターなどで購入することができます。

 

クリーナーで満たした小瓶の中にベアリングを入れてシャカシャカ振るとベアリング内部の汚れと古いオイルがきれいに落ちます。バインド機種を使う場合の必須アイテムです。

 

パーツクリーナーは揮発性が非常に高いので小瓶に貯めてからすぐにフタをすると膨張して瓶を破裂させることがあります。メンテをする際は換気の良い場所でフタをしないまま数分間放置して液を安定させましょう。

模型用塗料瓶

模型用の塗料を入れておくための小瓶です。パーツクリーナーを満たす瓶として使用します。おすすめはタミヤ製のもの。安価かつ頑丈な作りの良品です。

交換用レスポンス

パッドレスポンスは消耗品です。ヨーヨーを始めたばかりの頃はあまり消耗しないものですが、突然戻りが悪くなったり、剥がれてしまったときのために1セット用意しておくと安心です。自分が使っているヨーヨーに対応するサイズを調べて購入しましょう。