シリコン充填のススメ


 いくつかのメーカーはレスポンスにシリコンステッカーを使わずシリコンを直接充填していることがあります。ステッカー方式の弱点である剥離が発生しにくいこと、特殊なサイズのレスポンス溝にも対応できることから一般プレイヤーの中にもシリコン充填を行っている人がいます。

 シリコン充填のデメリットは充填するシリコンの確保と充填・剥離作業に手間がかかること。特に剥離作業が大変で「やらなきゃよかった」という感想を持つ人もしばしば。

 そんなシリコン充填について僕がいつもやっている手順を紹介します。


用意するもの

・シリコーン充填剤

 (コーキング材、タイルの目止め材など。防カビ剤が含まれているものは人体に害があるので使用しないでください)

・充填したシリコンを均すヘラ(厚紙などで代用してもOK)

・コンパスカッター

・カッターマット

・薄手の紙(コピー用紙やメモ帳のページなど)

・再剥離可能両面テープ(「きれいに剥がせる」「貼って剥がせる」というコピーで販売されているもの)

 僕がいつも使っているのは100円ショップで販売されている充填剤です。くれぐれも「防カビ剤入り」を買わないように注意してください。

 「薄手の紙」には「トモエリバー」という手帳や辞書に採用されている薄くて頑丈な紙を使っています。

 両面テープはニチバンや日東、ダイソーのものを使用しています。あまり剥がれやすくても困るので色々な商品を買って吟味してください。


作業手順

 まずは薄手の紙の裏に両面テープを貼り、それをコンパスカッターでレスポンス溝と同じサイズ切り抜きます。ヨーヨーを見ながらジャストなサイズになるまで作りこんでください。

 完成したらこれをレスポンス溝の底にしっかり貼り付けます。

 紙を貼り付けたらレスポンス溝にシリコンを充填します。空気が入らないように注意しながら充填しましょう。はみ出した分はヘラで均しつつ取り除きます。

 レスポンス溝以外の部分に付着したシリコンはティッシュなどできれいに拭きとってください。拭き取りきれなかった部分は硬化後に爪やヘラでこすって落とします。

(ちょっと雑ですが)充填が完了しました。あとは硬化するまで待ってからいつも通りヨーヨーを組み立てるだけです。

 

 充填したシリコンもパッドと同じように消耗します。戻りが悪くなってきたら爪楊枝や画鋲などを使って剥がすのですが…それがなかなか難しい。特に底面や隅に張り付いたシリコンはなかなか剥がれません。

 そこで活きてくるのが最初に貼った紙のパーツです。あれは一番剥がしにくい底面を守るためのパーツだったのです。

 硬化したシリコンを剥がしてみましょう。まずは側面から。爪楊枝や針を入れてなぞるようにスーッと動かしてください。

 側面の処理が終わったら普通のパッドと同じ要領で全体を剥がします。今回は底面を紙でカバーしているので…

 底面が綺麗なままになっています!再剥離可能両面テープを使っているので糊残りもなし。

 多少細かいカスが残ってしまうこともありますが紙パーツを使わない時よりもずっと少ないはずです。

 剥がし終わったシリコンがこれ。ここまで綺麗に剥がれてくれるんです。剥離作業に悩んでいた人はぜひ試してみてください。


再剥離可能両面テープは便利

 通常のレスポンスを使っていても「糊残り」「テープ残り」という悩みはつきまとうわけですが、これも再剥離可能両面テープがあれば解決します。

 

 レスポンス溝に対して薄手のパッドを買って、ちょうどいい厚さになる紙(名刺用紙など)で再剥離紙パーツを作って、紙パーツの上からレスポンスを貼る。紙パーツを作り置きしておけばレスポンス交換にかかる時間は大幅に短縮されますよ。