大会用CD作成のポイント


ヨーヨーの大会運営における心配事のひとつ、それは「音響トラブル」です。

 

音響トラブルというと機材の不調やスタッフの人的トラブルを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、時には選手が用意した音源に問題があることも。

 

そんなトラブル発生の可能性を少しでも減らすため、ここでは選手側が音源作成・準備で気をつけるべきポイントをいくつか解説します。

 

※基本的に音データの編集・確認に慣れていない人が読むことを前提としているため、一部で回りくどい手法をとっています。

 

最重要事項


参加する大会のホームページに記載されているCD作成・提出に関するガイドラインを熟読してください。分からない点があれば事前に問い合わせをしましょう。以下で紹介する各種アドバイスが適切ではない大会も存在するかもしれません。読み進める前に必ず確認するようにしてください。

 

回答をもらっても理解できない時、または解決しなかった時は家族や友人に相談して理解を深めたり、再度質問する際の文を一緒に考えてもらってもよいでしょう。

 

データ内容確認


パソコンなどで編集した音源を使用する際は最低限次のポイントを確認しましょう。

 

■音量は適切かどうか

自分で編集した音源の場合、曲の音量が適切に整えられていないことがあります。問題ないレベルになっているか必ず確認しましょう。

 

一番簡単な確認方法はCDプレーヤーで市販のCDとCD-Rを交互に再生し、その音量差を耳で確かめるやり方です。CDを入れ替える際、ボリュームやイコライザー(音質調整)の設定を変えないように注意しましょう。

 

 

■CD-DA形式で書き込めているか

 

自作の音楽ディスクを一般的なCDプレーヤーで再生するには「CD-DA形式」でデータが書き込まれている必要があります。殆どの場合、書き込みソフトで「音楽CD作成」というような項目を選んでいればCD-DAでディスクが作成されます。逆に「データCD作成」というような項目を選んでいると編集したWAVやMP3といった音楽データがそのまま書き込まれ、パソコンか特殊なCDプレーヤーでなければ再生できないディスクになってしまいます。完成したディスクをパソコンに入れ、MP3などのデータが中に入っていると表示された際は書き込みをやり直しましょう。

 

 

■問題なく書き込めているか

パソコンの画面にエラーが出ていなければCD-Rも問題なく書き込めている…とは限りません!書き込んだCD-RをCDプレーヤー(できれば複数の)に入れて実際に再生し、書き込み結果を耳で確認しましょう。

 

 

■トラックの確認

1枚のCD-Rに複数の曲を入れるよう指示されている場合、どのトラックにどの曲が書き込まれているか確認しましょう。

 

複数のデータをパソコンのフォルダーから書き込みソフトにドラッグ&ドロップした場合、ファイル名の「01」「02」という連番やMP3タグ内のトラック番号が無視されることがあります。油断すること無く出来上がったCD-Rそのものを再生して確認しましょう。

 

楽曲内容確認


■不適切な内容の曲を選択していないか

市販の曲を使用する場合は公序良俗に反する歌詞が使われていないか確認しましょう。曲によっては一聴しただけでは聴き取れない部分(コーラスなど)にそういった言葉が含まれている可能性があります。

 

大会側が不適切であると指定している内容が含まれていた場合、失格処分が下される可能性があります。問題ない曲という確証が持てない時はインターネットで歌詞や曲のバックグラウンドを検索しておくか、その曲の使用を控えるとよいでしょう。

 

直接的な言葉でなくとも、差別的・性的なことを連想させる歌詞が含まれている曲は使用しないようにしましょう。

 

CD-Rそのものの確認・準備


■CD-Rの品質

ブランクCD-Rの品質は価格・メーカーによって差があります。殆どの場合、安価なものほど何らかの問題が発生する可能性が高まります。

 

CD-Rも晴れの舞台で使用する大切な道具のひとつです。安物は避け、評判の良い製品を選んで使用しましょう。

 

 

■ラベルの印刷・記入は適切か

CD-Rのラベル部分に特定の情報を記入するよう指示されている場合はその内容を間違いなく記入しているか確認しましょう。

 

カタカナで書くように指示されているものを漢字仮名まじりで書くような凡ミスにも気をつけましょう。

 

指示されている内容以外を記入してはいけません。例えばCD-Rをオシャレに見せるイラスト、指示されていない曲名やアーティスト名、ネット上で使用しているハンドルネームなどがそれにあたります。音響スタッフの業務は多忙を極めます。余計な情報によって必要な情報を見逃す可能性を増やしてはいけません。

 

情報を手書きで記入する際は読みやすくきれいな字で書きましょう。また記入にはCD-Rを傷めないことを確認した油性ペンやCD-Rラベル専用ペンを使用しましょう。

いわゆる「ラベルシール」を使用することは絶対にやめて下さい。プレーヤーによってはそのラベルが原因となって再生不良を起こす可能性があります。

 

 

■予備のディスク・音楽プレーヤーの用意

万が一に備え、曲を書き込んだCD-Rは複数枚用意して持参しましょう。書き込みエラーがあった場合や提出後にディスクがなくなってしまった場合など多くの場面で役に立ちます。

 

すべてのCD-Rが使用不可能という最悪の事態も存在します。それに備えて使用曲だけを入れた携帯音楽プレーヤーも用意しておくと安心です。ひと目で操作方法が分かるようなシンプルなつくりのプレーヤーを選択するとなおよいでしょう。

 

 

■CD-R読み込み面の確認

軽視されがちですがディスク読み込み面の指紋やホコリが再生不良につながるケースもあります。予め確認し、汚れがあった時はメガネ拭きやディスク用クロスを使ってきれいにしましょう。

 

大会運営への手続き


■使用楽曲申請

特定の組織・団体によって管理されている曲を使用することが許されている大会では大会運営者に使用曲の情報を提出する必要があります。この手続きを忘れてしまうと大会に参加できなくなることがあるので正確な情報を提出しましょう。

 

最後に


ステージの上で最高の演技を見せることだけが選手の仕事ではありません。大会を運営しているスタッフの負担を出来る限り減らすよう努めること、他の選手や観客を不快にさせないよう注意することもまた選手が心がけるべきポイントです。

 

大会はあなたの努力の結晶を世界に披露する最高の舞台です。万全の準備で臨みましょう!