AAAのメンテナンス


 1Aと同じようにAAAのヨーヨーも「引き戻し」か「バインド」のどちらかを選んでメンテナンスします。それぞれに異なるメリット・デメリットがあるので状況や上達具合に応じて使い分けましょう。


引き戻しメンテ

 「引き戻しメンテ」のメリットは「バインドの手間がないこと」です。利き手ではない方の手でバインドするのは、慣れないと本当に難しいし、面倒です。ツーハンドスリーパーのような単純な技を1回行うたびに両手分のバインドをする…これって結構しんどいですよね。引き戻しメンテならただ手を引くだけでヨーヨーが戻ります。まさにストレスフリー。効率UP。

 

 デメリットはベアリングにオイルをさしたり薄型ベアリングを使用するのでスリープが削られてしまうこと。そして不意のリターンが起きやすいことです。少しでも気を抜いたら戻ってしまうほど戻りを良くする必要はありません。やや戻りくらいのコンディションにしておきましょう。

 

<メンテナンスのポイント> 

 ・ベアリングにオイルを注す

 ・ギャップを狭くする

 ・薄型のベアリングを使う

 

 オイルを注しすぎるとスリープが削られてしまったり、戻りが強くなりすぎるので試行錯誤して「ほどよい量」を見つけましょう。

 また、戻りを強くしようとしてギャップを狭めることばかり気にしてしまうと「すべり」が犠牲になります。AAAはツーハンドストリングプレイです。すべりを軽視してストリングプレイはできません。新しいメンテを試したらトラピーズやブレインツイスターをやってみて十分すべるかどうか確認しましょう。


バインドメンテ

 「バインドメンテ」のメリットは「長時間スリープ」と「すべりの良さ」そして「不意のリターンが起こりにくい」ことです。多少無茶な動きをしてもヨーヨーが戻ってこない。安全面を考えると理想的な仕様です。

 

 デメリットは「両手でバインドをしなければならない」こと。慣れないうちは本当に手間です。練習時間のうち何割かはバインドに費やすことになってしまうでしょう。バインド主体で練習していきたい人は早めに利き手じゃない方のバインドをマスターしておきましょう。 

 

<メンテナンスのポイント> 

 ・ドライベアリングを使用する

 

 

 基本的には1Aと同じメンテナンスをすればよいと思います。ヨーヨーによっては開けポンそのままの状態でも大丈夫です。


ストリングの長さとグローブ

【ストリングの長さについて】

 AAAヨーヨーのストリングは1Aよりも短めに調節します。適切な長さはプレイヤーの体格によって異なりますがまずは「おへそジャスト」くらいの長さにカットしてみてください。その長さを基準にトリックを学びながら微調整していきましょう。

 「AAAがうまくできない」と相談してくる人はストリングを長めにしていることがとても多いです。ストリングが長いとヨーヨーのコントロールが格段に難しくなります。少し短いかな?と思うくらいでよいのです。

 

【ストリングの種類について】 

 AAAは2本のストリングが交差し、作用し合うスタイルなので「ストリング同士のすべり」も重要になります。すべりの優位性を考えるとコットン100%や50/50(スリック)よりもポリエステル100%やナイロン100%のような化繊ストリングの方が向いていると思います。

 

【ストリングの交換頻度について】

  ストリングが劣化して毛羽立ち出すと「ストリング同士のすべり」が極端に悪くなります。1Aよりもこまめな交換を心がけましょう。

 

【グローブについて】

 ストリングプレイスタイルに共通して言えることですが、いわゆる「すべりの良さ/悪さ」はヨーヨー本体にのみ依存する要素ではありません(詳しくは「すべりについて」を参照)トリックがうまくいかないときはグローブを着用して手のすべりを向上させたのち再挑戦してみてください。